たまゆらの一写一句。~Always Railways~

「哀愁のカメラマン。」改め、「たまゆら。」です。

届かない響。#6

以前、私はこの記事を書いている。以下、原文ママ


ローカル線は、立ち寄った車の観光客のために、
走っているのではない。
かつ、
撮るカメラマンのために
走っているのではない。

列車は、乗るニーズがあるから
動いているのだ。

乗るニーズがないから、廃線になった
路線があるんじゃないか?

写真で、SNS拡散といった次元は、
すでに、できていること。
少なくとも、先程のことは、
車で乗り付けている
カメラマンの方々には、
響かないだけでなく、省きの対象に
なってしまうのが、情けない。


と、申し上げた。

超ローカル線には、直に乗っていて、理由が思い当たることがある。
私が好きな路線である只見線は、岩泉線が廃止するまでは、日本で2番目の赤字路線。
岩泉線が廃止になって、一番になった。
超ローカル線ということは、沿線も超ローカルということだ。
何もないけど、原風景がある。列車と原風景が合わさったときに、完成する作品となる。

だが、本数は非常に少ない。そもそも、只見町にあるダム建設のために、敷かれたレールは、ダム建設が終わると、レールは剥がす予定だったのを、沿線自治体や住民の声により、旅客化されたのだ。
昭和時代には、単線でありながら、交換できる駅がたくさんあった。
西若松、本郷、高田、新鶴、坂下、塔寺?、柳津、滝谷、西方、水沼、中川、川口と。
それだけ、乗る人々が多かった。だから、今より本数があったし、急行もあった。しかし、時代は、鉄道移動から車移動となり、徐々にダイヤは衰退していった。
そのため、現地までは、車で来る観光客やカメラマンが多いということだ。

鉄道は、乗る人がいなければ、廃止になる。
これは、紛れもない事実。岩泉線だって、そうだったはず。
鉄道は、車で来た観光客やカメラマンが、
ポイントで見学するために、撮影するために、走らせているのではない。
乗らなければ、廃れる。走らなくなるのだ。
それに、鉄道会社は、ボランティアではない。利益を得なければ、経営できず、事業を切っていくのが、普通のことです。シビアな世界です。それを、切らずに残してくれるという会社の寛大さに、頭が下がる思いがある。

鉄道を撮っていられるのは、撮影カメラマンが、SNSで拡散しているからではなくて、列車を乗るニーズがあり、その上で、撮影ができるということなのだ。

もし、今後も、走らせたいのであれば、鉄道を撮っているカメラマン自身がまず、乗るのが、スジではありませんか?車で来ている観光客が乗るのが、スジではありませんか?
撮っていられるのは、乗るニーズ、人々がいるからなんですよ。お願いです、是非、その人々になってください。
是非、カメラマン、観光客さん、乗っていてあげてください。
車で来てもいいから、短い区間でも、乗ってあげてください。車のおける駅は、ありますから…

そうこうしている内に、将来ローカル線は、廃線になってしまいます。
これは、只見線といった東日本旅客だけでなくて、地方で頑張っている第三セクター鉄道でも、条件は似ているように思えます。

もし、これをお読みになっている方々が、これらの廃線を望んでいるならば、それでいいです。
もし、廃線を望んでいないのであれば、せめて乗ってあげてください。例え、大きな鉄道会社にある枯れ細った枝葉のような路線であっても、それは、地域貢献したことになるんですよ。

私からしてみれば、マスターだの、なんだだの、虚しく感じる。
鉄道の本当の魅力というのは、列車に乗ることでしょ?本来、カメラマンが撮っている列車に乗って、感じて、その上で原風景を撮って、拡散することじゃないのかな?と私は、思う。
その上で、マスター、なんだかんだ言うのであれば、いいけど。

ただし、それらを全部やっても、やらなくても、結果が写真という作品で、集約しているということで、同じことなんだよなと感じるね。深夜や早朝など、明らかに列車で行かないと撮れない場面以外では。
つまり、撮られた経緯については、見る側は知るよしがないということ。写真作品として、見ることとなるということだ。
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  1. 2016/01/12(火) 17:31:09|
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「哀愁のカメラマン。」改め、「たまゆら。」です。
写真は、結局ファインダーのだけの世界。その世界は、狭いようで懐が広く深い。「凄い!」写真は、ありませんが、日常に溶け込んだ鉄道写真、たまにエッジの効いたスナップ!?を撮っております。
たまゆら。は数時間待っていても、その瞬間にも、その一瞬のために、数秒のために、現れる鉄の宴のために、今日もシャッターを切る。

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